13:00~16:40 in 栃木県庁

とちぎ性暴力被害者サポートセンター えーる 2015.7.1オープン

センター開設に向けた事前研修会に県の臨床心理士会の一員として参加しました。

栃木県では、済生会病院に委託した形です。
センター機能としては、一つの窓口をつくり、地域医療や警察、司法、相談機関等へ適切に被害者をつなげていくこと、コーディネートしていくことのようです。

性犯罪被害者が被害届を出すのは、18.5%とか。
県警の話では、被害届の出ていない犯罪者は、野放しになっているとのこと。
衝撃だが、考えればその通りだ。

また、裁判には被疑者の供述だけでは判決がくだりにくいとのこと。
なによりも証拠が重要、とのこと。
証拠とは…
という話で。
被害の治療をしたいのに、証拠をとらなければならないという葛藤。
証拠を取るというためには、被害者は警察に届けるか否かを判断しなければならないこと。
届けても、被害届を出すかは別、だとしても…。
被害直後にこれだけのことを、ご本人が判断できるだろうか。

医療現場の混乱もあろう。
日常の忙しい診察業務、これが突如としてドーンと現れるのです。
それは、まさに彼女・彼に起きた出来事さながらに現れるのです。

犯罪者を捕まえるために。
第二の被害者を防ぐために。
過酷なことです。
警察もやりたくてやっているわけじゃないのです。
日本で犯人を捕まえるためには、そういう手立てしかない、ということなのです。

私も、未成年者への性的被害の面接を継続したときがありました。
あらゆる難しさがありました。

私が驚いたことは、立件するために、警察の方は、何度もその子に合わせて丁寧に聞き取りをしてくださったことです。
その後、逐語録のような調書を何十枚も作成され、内容を確認させてほしいと、3,4時間かけての細かな文言のチェック作業がありました。
誰かを無実の罪で逮捕するわけにはいきません。

1人の犯罪をした人に、司法が責任をとることを強いるためには、それだけの手間と事実が必要なのです。

警察の方の丁寧な仕事には恐れ入りました。
当たり前なのでしょうけれど、こうしてくれるから、間違って逮捕される恐怖にさらされず、安心して生活できるのだなと、警察の方には感謝します。

栃木県では、性暴力被害者の支援をどのようにするか、これからみんなで取り組んでいきながらつくっていくことになるのだろうと思います。

それもしていきながら
私は、性暴力に訴えないですむ人、日々を生き生きと楽しく過ごす人がたくさん育つよう仕事をしていきたいと心から思うのです。

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