続きです。

私がこれまで緘黙・しぶりさんに出会ってきた中でのまとめです。

これ以外の見方もありますから、ご参考まで^^

最後に、3つ目

⑶表情の変化がほとんど見られない。ほめても表情は変わりにくい。

⑵で書いた通りです。

表情の変化がない

嬉しそうではないが、嫌がってはいない

困った表情もしていない

すべきことを理解している、わかってはいる
でもやらないだけ

理由は、関心がないから
あるいは、緊張しているだけ

と誤解されていることが一般的です。

<すべきことを理解している、わかってはいる>

誤解してしまうことが落とし穴です。

だから、固まっている子にはまず教えてあげて欲しいのです。

友達がやっているところを見せたり、手本をやって見せてあげて欲しいのです。

そして、ほめても表情が変わらないんです。

これは特に幼児期かもしれません。

緘黙さんに多いです。

理由は次の3つが考えられます。

① 初めての人や課題、環境には、⑵で書いた通り脳の働きがオーバーワークで働いていて、反応できないほど脳がパンク寸前に働いていること。
この場合、人や課題、環境になれれば、笑顔が見られるようになってきます。

② ⑵で書いたように、とにかく何を求められているかわからないので、ほめられても何がほめられているのかわからない、できた!という手応えがない、ということがよく見られます。

この場合、繰り返し何ができたのか言葉にして具体的にほめていくことで、笑顔が見られるようになります。

ハイタッチなどで身体刺激を入れてほめることも有効かもしれません。

もちろん、無理強いしないことが重要^

始めは手を出すとそぉっとかすかにタッチしてくれたり、徐々に思い切りパチンとハイタッチしてくれるようになります。

③ ほめられた時、どのように反応したらいいかわからない

え⁉と思うかもしれませんが、こういうお子さんもいます。

反応を返す、ということを知らないお子さんもいます。

笑顔を交わすことが嬉しい、という気持ちを知らない、経験していないお子さんがいます。

自己完結型の人はできたらもう次のことに注意が向いて、ほめてもタイミングが合わない、というお子さんがいます。

でもご心配なく。

できたら即座に、タイミング逃さず身体感覚でほめを入れていく。

根気よく続けていくことです。

そうすると、何かしたら人と目線を合わせるという一連の行動パターンが定着してきます。

うちの子はそういうタイプなんです、で終わってしまうのは残念。

いつまでたっても自分のペースなら情報を取り入れられるけど、人からの情報は取り入れられない、ということになります。

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他にもいくつかありますが、代表的なことはこの3つです。

⑴「これと同じようにやってね」という課題で、その子は全てを模倣しようとする。

⑵困った時、わからない時のリアクションがない。

⑶表情の変化がほとんど見られない。ほめても表情は変わりにくい。

なんでこれを取り上げるのか? と言いますと、

<これらこそ見えないルール>がわからなくて、困っているからです。

緘黙・しぶりさんたちの見えない表現、伝わりにくい表現だからです。

当然と思っていたことが全てひっくり返りませんか。

これらのことが園・学校・家庭の生活全般で影響を及ぼしているのをよく目にします。

この3つは何よりもコミュニケーションの土台なんです。

これなくして、言葉のやり取りは生じません。

言葉の前の育ちなんです。

人によって手間をかけて育てる部分は違います。

緘黙・しぶりさんたちには、ここを丁寧に関わり、育ててあげたいな〜と思うのです。

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