目で遊ぶ〜ビジョン・トレーニング

暗闇を見ること

これが目に良いというのです。

暗闇を見る…

なぜ？

調べてみました。

私たちの網膜はハイテクな機能を持っているんですって。

網膜の視細胞には、

錐体（すいたい）細胞

桿体（かんたい）細胞

の2種類があります。

錐体細胞は、明るい場所で色を認識することができます。

桿体細胞は、暗い場所でもかすかな光で形を捉え、見ることができます。

網膜は厚さ0.1〜0.4㎜しかないのに！ これをいとも簡単にするわけです。

人口で作ろうと思ったら、こんな小さく可愛い？目にならないですよね。

で、

だそうです。

桿体細胞の方が、20倍も解像度が高い！と考えられるそうです。

だから、履歴書の写真は白黒写真の方がアラが見えちゃうんですって！

えーーー！！！

私、白黒写真を使ってた〜（＾∇＾）

暗闇は危険が多いから、こんなに桿体細胞が進化してるわけですよね。

私たちは、こんなに暗闇で見える性能が高いのに、普段全然使ってない！というわけ。

だから「暗闇を見る」のエクササイズは私たちの可能性を大きく拡大するんですね。

エクササイズを知りたい！という方はこちらへ

暗闇を見ること、目の力を最大限生かすと、世界の見え方が全く変わってきます。

もっと立体的に奥行きを持って、陰影を、そして広がりを感じて世界を見られます。

マクロの視点が持てます。

物理的に暗闇を見るということは、心理的にも大きな影響を与えると思います。

見えないなかで見る

見通しや、まさにヴィジョンを描く

ということにつながります。

暗闇を見るって、昔はよくやってたなぁとふと思ったのです。

８時には寝るように言われ、布団に入るものの寝つけず…

暗闇を見る

壁とか天井とか、ぼんやり見ていました。

グルグルの木の節が目や何かに見えたり。

まぶたを閉じ加減にし、わずかな光で見るようにすると、光がボワンとしたりして、まぶたを小さく開閉して遊びました。

目をつぶってみると

何か見えるなぁ…

あれ？目をつぶってるのになんで見えるんだろう？

目をつぶって見ようとすると見えるんです。

目の端を押さえたり、目全体を押して、暗闇に見えるものが変わっていくのを感じました。

目をつぶって、豆電気だけついた電灯を見ていると、何か線のようなものが見える気がします。

不思議だなぁ…なんだろなんだろー？

と見ていました。

そのまま寝てしまうので、朝になるとそんな疑問も忘れています。

何もすることがないのでこんなのでずーっと遊んでいたのです。

私は何が見えてるんだろう？？？

と3年くらい考え続けました。

あるとき、あ！！！

自分のまぶたの裏側を見てるんだ！

あ！

まぶたの裏側を見ていたんだ！

と気がつきました（多分そうなんだろうな）。

なーんだ

一生懸命見ようとしていたのは、自分だったのか〜〜！

このパラドックス的な出来事は、私にとって思考の転換の起きるとても面白い出来事でした。

私の中ではコロンブスの卵みたいな発見でした。

最近は夜寝るときも、朝起きたときもぼんやりすることはないので、こんないっさいがっさいを忘れていました^ – ^

今朝はぼんやりカーテンから溢れる光を見ていたら、まつげに滲む光が見えて面白かったです。