赤ちゃんは1年~1年半で大きな発達を遂げます。

■発達のプロセス

生後0ヶ月 [目がよく見えず横たわった状態] 脳の重さ:350~400g ↓ 生後3ヶ月[首がすわり、アイコンタクトをとるようになります] ↓ 生後5~6ヶ月[寝返りで姿勢を変え、視界も変えられるようになります] ↓ 生後6~7ヶ月 脳の重さ:700~800g ↓ 生後8~9ヶ月[手足の動きをコンビネーションしてハイハイし移動するようになります] ↓ 生後12ヶ月[立って歩き始めます] ↓ 生後18ヶ月 脳の重さ:1000g ほどになります。 (成人の脳の重さ1300~1400g) これらは原始反射があってこその発達です。 原始反射があるからこそ、体は動き発達します。 原始反射がなければ、発達の階段を一つずつ登ることができません。 また、「発達のプロセス」をご覧の通り、脳と体の発達は密接に関係しています。 体や運動機能が発達して、脳が発達します。

■原始反射の運動と脳の発達メカニズム

原始反射により体が動く ▼ 触覚・前庭感覚・固有感覚や視覚・聴覚など感覚刺激が生じます ▼ 様々な感覚刺激が脳に入力されます ▼ 脳の中で情報となって各部位に伝達されます ▼ 脳が刺激を情報処理するために発達します 脳の各部位どうしの伝達網も発達します このプロセスで、刺激にびっくりして脳で情報処理できないと、「原始反射から姿勢反射への統合」がとどこおります。

■原始反射から姿勢反射への統合がとどこおるとどうなるか?

・見たもの、聞こえた音に敏感に反応します。集中力が途切れやすくなります。 ・姿勢が崩れやすくなって見る・聴く・読む・書くに苦労します。 ・姿勢や読む・書くの基本的な動作でエネルギーを消耗するので、内容を理解するためにエネルギーを使うことができません。 ・眼球運動がとても難しくなります。 ・バランス感覚が発達しにくい状態なので、協応運動で苦労します。 ・ちょっとしたことに傷つきやすく、怒ったり落ち込んだりとても繊細です。一方でハイテンションになりやすい面も生じます。 など、生活や学習全般で苦労します。 現在、ラーニング・シーではコンサルタントの資格を有しているので個人セッションでRMTを用いています。 また現在、「RMT入学準備コース」のインストラクター資格取得のためトレーニングを積んでいます。 2017年に「RMT入学準備コース」を栃木県内で開催することを目指しています。 たくさんの方からご支援を賜っております。 心から感謝しています。ありがとうございます。