たくさん受け取って、与えるリレー
先日、養護施設職員研修で、職員さんに「たくさん受け取ってほしい」というようなことを
記事に書きました。
受け取り下手なのは私も同じだった、ということに気づく出来事がありました。
その方とは、最後の面接でした。
私も、これが最後か・・・。自立していくことは嬉しいことだけど、ちょっと寂しい・・・。
と、これまでの面接の過程を思い返していました。
時間になってその方が入室されたときに、花束を持っていました。
私が何かの行事でその方がもらったものですか?とたずねると、私にふわっと渡してくれたのです。
すっかり面食らって、受け取ったまま固まってしまいました。
われに返ってあわてて感謝をお伝えしました。
もらってしまっていいのだろうか、この花束に値することを私はしたのだろうか?!?!ということが
頭の中をぐるぐるめぐり、素直に喜ぶ!ということができなかったように思います。
ただ、好きな色の組み合わせだったこと、サプライズに驚いたこと、嬉しいことを繰り返しお伝
えしました。
<受け取る>ことへのメンタルブロックは、昔より軽くなったと思うのですが、まだ根強く
あることに気づきました。
受け取り上手だと、より与えるものがパワフルになりますよね。
受け取って、また返す、エネルギーのリレーです。
たくさん受け取って、誰かにリレーする。
きっとその方もそうしてほしいと思ったんですよね。
そう考えると、その花がいとおしく思えました。