リズミック・ムーブメント・トレーニング顔面反射コース
2016年5月4,5日
昨日、一昨日の2日間受講してきました!
恐怖麻痺反射に始まって、
モロー反射がどう他の反射に絡んでくるか
背中の反射である ペレーズ反射、ボーマー反射
そして
手と口の反射 バブキン反射
手のひらの反射 パーマー反射
足の反射 プランター反射
おっぱいを吸うことの反射 探索・吸啜反射
を学びました。
それぞれの反射が 人生において、その人が生きる上で困難としていることを表すということは興味深く、しかし、その通りだと感じました。
原始反射の働きとその意味合い(アファメーションと呼ばれます)が、結び付くのです。
例えば、
恐怖麻痺反射のアファメーション
世界の中で私は安全です。
恐怖麻痺反射で、体が縛り付けられている状態は、とても安心感を得られているとはかんがえられないですよね。
そして、それがあると 人と出会うことが不安です。
いわゆる不登校や引きこもりになりやすいわけです。
ネットの世界にどっぷりはまりやすいです。
といった具合です。
また、継続的に虐待やDVを受けていたら、逃げられないと学習することもあるでしょう。
しかし、そう説明して『わかった。じゃあ、すぐ逃げる!』とはいかず、支援する側はヤキモキするのです。
本当は虐待やDVは大したことではないのかも、
本人は何を考えてるんだ!ひどい目にあっているのに!
DVから子どもを守れない母親はダメだ!
など。
どうしてわかっていて逃げられないのでしょう。
それは恐怖麻痺反射が起きて、体がすくんでしまっているからです。
そして、体がすくめば心もすくみます。
外へ出る安心感はありません。
だから動けないのです。
怖い怖い外に出た方が、ここの怖さより良い!
と思い至るまで逃げられません。
理解させようとするよりも、安心感を与えてください。
それは言葉ではわからないものです。
だって体が安心じゃない、と反応しているからです。
体へのアプローチが大切なんです。
まずは呼吸から。
呼吸法ならば、電話相談でも一緒にできますよね。
DVや虐待支援者の方にはそのことを知って欲しいです。
これはもちろん、引きこもりや不登校においても同じなのです。
恐怖麻痺反射は、危険な時に動きにストップをかけて、息をひそめる大切なサバイバルスキルです。
なくなることはないです。
でも、これが反射的に起こって、私たちの生活をせばめてしまうことがあります。
リズミック・ムーブメント・トレーニングは、こうした反射に体から働きかけるものです。
パニック発作や対人不安、トラウマ、うつ病など、精神的な症状にも関わるものです。
認知行動療法と合わせてすることで効果的だと考えます。
話題が逸れました。
いつもニコニコしていて『私は大丈夫!』
と言っている人はいませんか?
あるいは、失敗した時、辛い時、ニコニコしていて、泣けない、辛いと言えない人はいませんか?
顔面反射コースは、こうした方の反射に働きかけます。
辛い時こそニコニコしていることって、とても大事だと思います。
でも、感情を押し殺すと病気や怪我、人に会わないなど、他のことで出てきます。
あなたがあなたに安心感を持っているなら、何かに大げさに反応しなくて済むし、それは大したことがない、って思えます。
そして、もっと大事なこと、愛すべきことに気持ちを向けられるのです。
それってステキですよね
受講できたことに感謝!
理解と協力をありがとう!家族に感謝します。