俳句から、ビジュアルタイプ、オーディオタイプ、触覚タイプとわかる
学校のクラス観察で、30数人の子どもたちをどうやって見立てるか。
いろんな観点があります。
マニアック?かもしれませんが、俳句は案外、面白いな、って思います。
俳句が書けるのは、小学校4年生くらいからでしょうか。
だいたい廊下にズラリと掲示されています。
もちろん文字のバランスもみます。
読むと、おお~っと思います。
どんな観点で見立てるかというと
読んで
その光景が目に浮かぶとき、色を感じさせる俳句は、書いた子はビジュアル優位タイプなんだなぁ、と考えます。
風や鳥、虫の音を感じるとき、書いた子はオーディオ優位タイプなんだろうなぁ、と考えます。
やわらかい、サラサラ、チクチクなど、感じる俳句は、書いた子は触覚優位タイプなんだろうなぁ、と考えます。
2つ組み合わせて書いている子もいます。
触覚を感じる言葉を選ぶのは、動きの多い子や自分のペースのある子によくあると感じています。
実は繊細でデリケートだなと感じます。
俳句だけでなく、アサガオの観察記録や、運動会や遠足・修学旅行の感想などからも、こんな観点で見られます。
でも、これは根拠の1つであり、他にもあれこれ観察していくつかの根拠を集めて、オーディオ優位タイプだな、と見立てています。
予想通りだったりもするのですが、クラスで目立たない子の特性や、関心のあることに気づく手がかりを与えてくれます。
その子らしさを発見します。
きっと学校の先生方もこういうところから、それぞれの子どもの特徴を感じてらっしゃるのでしょうね。