子どもに考えさせたいとき 〜失敗例を見せる〜
図工(製作)、国語・算数、作業など、いくつか手順のある課題を何かやり方を教えるときに、どう伝えますか?
アンバランスな発達な人には、
① 始めに完成を見せる
② いくつの手順で完成・達成か伝える
③ 手順をやってみせる
一般的な学校の授業では
手順を一通り説明する。
失敗しないように、注意事項がたくさん。
いくつもの手順を長々説明すると、話の緩急なく淡々とした説明で、大人でも注意を持ち続けることが難しいです。
そんなとき、ソーシャルスキルトレーニングの場で使われるのは、
失 敗 例
この方法、日常の指導の場でもっともっと使えば、楽に子どもを惹きつけられます。
こうしたら失敗するよの話は、うんざりして「はいはい」と聞き流すことが多いです。
わかってるよーと思うのです。
で、実際やってみるとわかっているのに、失敗して
「やっぱり!」
「ほら聞いてなかった!」
「だから言ったのに」
と言われます。
さらにうんざり、やる気0、おへそがグルンと背中へ。
失敗しないように事前に説明することは、よく聞いてほしい子どもこそ、ほぼ100%の確率で成功しません。
成功しないやり方よりも、
失敗例をやって見せると、高い確率で子どもの注意を引くことができます。
子どもは笑って見ていることでしょう。
さまざまな感情の中で、楽しい感情がともなう出来事が一番、記憶に刻まれます。
だから忘れません。
実際に作業するとき、そうそう、こうすると間違うんだよね!と思い出します。
この方法で授業は断然、楽しいものになります。
授業や保育指導のうまい先生は、自然とこの方法をよく使っています。
これにちょっとした味付けをして、さらに記憶に深く刻む方法があります。
明日、ご紹介します。
もしかしたら、もう予想される方がいるかもしれませんね。
ラーニング・シー
Learning Sea