感染症後にわがままになる、衝動的になる子ども〜PANDAS/PANSパンス・パンダス
🐼 感染症後のPANDAS/PANSという見方
子どもが感染症(コロナ、インフルエンザ、溶連菌、風邪など)にかかったあとに、
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癇癪が強くなる
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泣きやまない
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多動・衝動が急に強くなる
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活動性が落ちて寝てばかりになる
…といった変化が見られることがあります。
これを「わがまま」「親のせい」「自閉症やADHDだから」と片づけてしまう声も少なくありません。
でも実は、**脳と免疫の関係(炎症や腸の状態)**が深く関わっていることがあるのです。
🌱 親のせい?それとも身体のせい?
たしかに、子どもの腸に負担をかける食べ物(小麦粉や牛乳など)が、
炎症やリーキーガットを悪化させている場合もあります。
でも、それを「親のせい」と言ってしまうのは早計です。
なぜなら、多くの親御さんは「知らされていない」から。
「普通に食べられる食品」だと信じて子どもに与えているのです。
知らないことを責めるのではなく、気づきを広げていくことが支援者の役割です。
🌀 「診断」と「ビジネス構造」
現代では、症状に「自閉症」「ADHD」と名前をつけることで、
精神薬を使う流れに乗せられてしまうこともあります。
もちろん薬が必要なケースもありますが、
腸や免疫を整えるケアで改善する可能性がある子もいるのです。
✨ 支援者にできること
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急な変化が「親のせい」ではなく「感染症後の免疫のせいかもしれない」と視点を持つこと
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食事・腸内環境に目を向けること
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親御さんに「責める言葉」ではなく「情報」を届けること
子どもが苦しんでいるのに、
「親のせい」にされたり、
「わがままだよね」と言われてしまうのは、
本当に悲しいことです。
だからこそ、支援者が新しい視点を持ち、優しいまなざしで子どもと親を支えていくことが大切だと思います。🌸
おすすめの本:
『PANS/PANDASの正体 こだわりが強すぎる子どもたち』(本間良子・本間龍介 著)
書籍の概要
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出版社・発売日:青春出版社より、2024年10月22日刊行 Amazon+9プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+9青春+9
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ページ数と価格:192ページ構成、定価は1,760円(税込;本体1,600円) 紀伊國屋書店+2青春+2
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共著者プロフィール:
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本間良子先生:スクエアクリニック院長。米国抗加齢医学会フェロー、米国発達障害児バイオロジカル治療学会フェロー note(ノート)+5プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+5版元ドットコム+5
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本間龍介先生:スクエアクリニック副院長。医学博士。副腎疲労などを研究・治療 一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 ウェブメディア+6プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+6青春+6
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内容のポイント
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感染症(コロナをはじめ)によって引き起こされる「PANS/PANDAS」という、急性発症の強迫的な神経症状の子どもたちへの気づきが書かれています 楽天市場+9プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+9note(ノート)+9。
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「偏食」「独自のルール」「感覚過敏」などが目立つものの、発達障害と誤解され、抗精神病薬などが使用されがち。実はその背景に、脳の炎症が原因の場合があるという視点から書かれています 一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 ウェブメディア+4プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+4版元ドットコム+4。
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「家庭でできる6つの処方箋」を提案し、発症ケアや改善に向けての方法が具体的にまとめられています プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+2青春+2。
関連する記事情報
本間龍介先生による note 記事も参考になります:
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第7回では、PANS/PANDASを「食品・整腸・ミトコンドリアサポート・解毒・免疫」など6つの視点でケアする方法を紹介 プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+6note(ノート)+6note(ノート)+6。
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他にも「コロナ禍での急増」「感染症治療と抗生剤の関わり」についても解説されています note(ノート)。
最後に
『PANS/PANDASの正体 こだわりが強すぎる子どもたち』は、支援者や専門家が「親のせい」「わがまま」と片づけがちな症状の裏にある身体の仕組みに気づくための大切な一冊です。