感覚過敏のなぞ! 「耳や口、首の敏感さ」と神経系
感覚が敏感な子、こんなことはありませんか?
耳そうじを嫌がる などなど
中耳炎になりやすいタイプだと、耳鼻科に行って治療を受けることがとても苦痛です。
ということがあります。
そんなお子さんは、離乳がなかなか進まず、特に夜、寝る時におっぱいを飲まないと寝付けない、泣き叫び続けるのでおっぱいをあげてしまうんです…、とお母さんがご相談されることは少なくありません。
おっぱいを飲みながら寝てしまうから、必然的に虫歯になりやすいわけで、健診では歯科衛生士さんに注意され、虫歯や歯石があれば指導され、栄養士さんにも叱られるという二重苦、三重苦にさらされます。
仕上げ磨きは大丈夫でも、気づくと指しゃぶりしていたり。
指を取っても、すぐに指を口に入れていたり。
どうしてこんなに敏感なのでしょう?
顔に張り巡らされている神経系を見てみましょう。
実は三叉神経系と言われる、三又に分かれる大きな大きな神経が張り巡らされているんです。
右のこめかみから、ぐわ〜〜〜っと!
左のこめかみから、ぐわ〜〜〜っと!
しかもこの三叉神経系、
原始的な脳、呼吸や脈拍、血圧など生きることに必要な脳である、【脳幹】と直結してるんです!
腰から首までつながる、背骨と頚椎にある長〜〜い神経系、【脊髄】がありますよね。
この【脊髄】が【脳幹】につながっていて、
そして【三叉神経系】へもつながっているわけです。
そりゃ敏感ですよね!
さてみなさん、ホムンクルスというのをご存知ですか?
一般的な人の形と比べると、体のパーツの大きさが違いますね。
へんな脳の図解ですね。
見たことのある方も多いでしょう。
実はこれ、
人の感覚について脳との関係を、電気刺激実験したのがカナダの脳外科医ペンフィールドです。
上図のとおり、
大脳皮質の 「運動野と体性感覚野」とあらゆる感覚の対応を調べた結果が、ホムンクルスです。
それを見ると、目、視覚はそんなに大きくないことがわかりますね!
そして、大きな口、耳、おおお〜〜きな手!があります。
耳や口の感覚から、多くの刺激を得ていることがよくわかります。
耳と口が敏感な理由を実感していただけたでしょうか?
耳と口、敏感な場所なのに、さらに難儀なことに!
自分から見えないんです!
見えないところをあちこち触られたら気持ち悪いですよね?
口の中のどこを触られているかわからないわけです。
こわ〜〜〜いっっo(`ω´ )o
子どもの頃、こんなふうに感じませんでしたか?
口の中も同じです。
だから仕上げ磨きも耳そうじも怖がるわけです。
感覚の敏感さはこうしたことで生じているわけです。
さて、じゃあどうしたらいいの?
それについては次回書きますね。
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