教室に入れないことと触覚過敏〜ネコのひげふさふさ触覚〜

7月になりました。

もう2016年は半年過ぎました。

早いですね。

新年度が始まって、学校や保育園・幼稚園へお子さんはなれましたか?

進級してクラス替えや担任の先生がかわったりして、新しい環境になります。

お子さんによっては登校しにくくなったり、登園しぶりがあったりしますね。

【なぜか教室に入りたくない】

【理由はわからない】

本人もご家族も、先生もわからなくて困ることが多々あります。

ワガママを言っている
怠惰

と言われることも多いです。

【理由がわからない】ことは、感覚過敏によることがほとんどではないか、と最近、感じるようになりました。

とにかくなぜかわからないが、教室に入りたくない、入れない

みんなの目が怖い

目が怖い、についてはまた機会があればお伝えします。

【教室に入れない】は、触覚過敏が影響していると考えます。

ご家族からお子さんについて話すときに、音や触覚、嗅覚など感覚の敏感さを尋ねると、「ありますあります、実はそうなんです。食事も好き嫌いがあって。」ということがほとんどです。

ないということはない、くらいです。

ない、という場合は、逆に訴えてもいいはずの痛みを訴えないとか、食に関心がないとか、感覚の鈍感さを感じます。

感覚の敏感さ、鈍感さ、どちらについても感覚の発達の未熟さが指摘されています。

教室に入れないということは、触覚過敏からきているように考えるというのは、

教室に入れないという中学生の話を聞いていると、こんなふうに感じるからです。

柔らかく敏感で繊細なネコのひげが、
例えば50~100センチメートルの長さで、

体全体を覆っている雷

という感じです。

それはそれは、教室という狭い空間に入ったら、否応なしに周囲の人に当たります。

いやむしろ、当たられる感覚でしょう。

敏感なひげにずっと触れられていたり、

横を通り抜けていく人がいるだけでも、

何かが急にゾワーーッッ!!!ガーンという感覚でしょう。

継続してセッションしている方には、触覚過敏の発達にはたらきかけていくと、これが楽になってくる手応えを感じます。

感覚過敏はなとらないわけではないです。

ブレインジムやビルディング・ブロック・アクティビティ、リズミック・ムーブメント・トレーニングではたらきかけることができます。

また、安心感が一番大切です。

不安が高いと感覚過敏は、通常の数十倍、ときに数百倍となります。

担任の先生とつながっている、理解されているという安心感こそが、全身のネコのひげを短くしてくれます。

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ラーニング・シーでは、

発達のカラフルさん、子どもさんから大人の方、


またそのご家族、支援者が楽しく自分の力を発揮して過ごせるようお手伝いします。

ブレインジムやビジョントレーニングを用いて、運動や認知、学習に働きかけます。  

 

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