相手の気持ちに気づく◆マイストーリー
アンバランスな発達の人は、相手の気持ちがわからないことに、しばしば悩みます。
そういう子は、気持ちが二極化し、アップダウンが激しいことがよくあります。
<相手の気持ちがわかるまでの発達のステップ>
は次のように感じます。
① 自分のプラスの気持ちに気づく。
② 自分のプラスの気持ちにラベリングする。<感情の分化>
例)楽しい!、あったかい気持ち、元気!、ゆったり
すがすがしい、心地よい、わくわく、ドキドキ
③ 自分のプラスの気持ちが、他者に理解される。
<感情の共有:共感される喜びに気づく>
④ 相手のプラスの気持ちを伝えられたとき、理解し共感する。
<感情の共有:相手の気持ちに共感する楽しさ、嬉しさに気づく>
プラスの気持ちを実感し、言葉にできるようになったら、
マイナスの気持ちを実感し、言葉にできるようになってきます。
マイナスの気持ちは、「悔しいし悲しいし、惨めで、
自分に腹立たしくって、落ち込んで」、見つめることは難しいです。
プラスの気持ちの実感を何枚も何枚も積み重ねながら、
少しずつマイナスの気持ちに近づけます。
大人は子どもに、プラスの感情を たくさんたくさん体と心につめこみます。
ひとつ、提案です。
プラスの気持ちが生まれた、子どもの人生の一部、エピソードを文字や絵に描いてみませんか?
それがその子の本当のストーリー、ソーシャルストーリーになります。
何度も読み返して、その子の良さをその子と一緒に味わいます。