開催!ありがとうございました*発達ゆっくりさん、でこぼこさんとのお付合い 後編【集団活動をスムーズにするはたらきかけと環境づくり】
今日のテーマは
(1) 集団活動に入れないのは「感覚過敏」があるからだよ
(2) 環境が人を変える!
でした。
活動を構造化してみよう!
ということで、グループに分かれて構造化の実践をしました。
言わなくても 「見てわかる!」がキーワードです。
カルタを5人でする活動を考えています。
ビニールテープで、五角形を貼りました。
一人一人の位置が見てわかるように、という工夫です。
なるほど!
また、子どもが札を読み上げるというルールにしました。
3回読んだら交代! とわかるように、
3枚の色紙■■■を置いて、読んだ札□をその上に起きます。
子どもは大きな動きになるかもしれないので、動いてずれたりなくなったりしないように、箱や3枚色紙のついた大き目のカード1枚にまとめてもいいですね。
こちらは、
言葉のない子にどうやってブロックの組み立て模倣を促すか、に取り組んでいます。
色とブロックをマッチングされました。
お手本があると、完成形が見えますね。
何に向かってするのかわかりやすいです。
対面で伝えることがコツです。
他のグループは、「トレジャー・ハンター」で箱をペアで運ぶというゲームです。
これは結構難しいゲームです。
自分でやってみないと、その難しさがわからないんです。
相手の力の押し具合を測って、自分の出す力を調整しなければなりません。
自分たちがまずやってみてどう感じるか、どういうことが難しいのかわからないと、子どもたちが「何がわからないのか」気づけないのです。
年齢差や能力差があるので、
上手な子には、
こんなふうに、線の上を歩くという負荷をつけます。
上手な子は勢いに乗っていますから、難しくしてあげるとモチベーションが上がります。
苦手な子も絶対負け、という結末が決まっているのに取り組まなければならない、ということが避けられます。
4つ目のグループは、事業所内を構造化する!
どんな部屋だと活動しやすいか、動線を描いた配置にすることを考えました。
全体的に終わりを決めずに活動を始める癖がどうしてもあります。
私もそうなんです。
やり方を詳しく説明するよりも、終わりを伝える、見えることで、集団活動がスムーズになります。
今回、ラーニング・シーの実践型ワークショップ・スタイルの講座をみなさんに味わっていただきたくて、1月20日と 2月6日 の二日間で無料講座を開催しました。
遠くは佐野市、栃木市、矢板市からお越しくださり、ありがとうございました。
構造化、環境調整は難しいです。
見てわかったつもりになります。
どんどん工夫する価値あり!です。
子どもがみるみる変わります。
私たちも変わります。
無駄な動きが減ります*
楽チンで、疲れません。
指示や言葉かけが減ります^^
今日の講座をやってみて、「無料じゃもったいないよ」と言われました。
嬉しいコメントまでいただけてハッピー(*^▽^*)
やってみないと研修パッケージができないし、その方に見てもらえてファンが増えたのだからOKです。
やってよかったです。
やってみて思いついたのは2つ。
こういうの大好きだな!ということです。
だからもっと満足いただけるように深めます!
もう一つは、ロールプレイで取り組んでも、1回、2回では身につかないということです。
それで指導員さんや先生向けに、トレーニング・プログラムを作ろう!と思いました。
これはつまり、ペアレント・トレーニングと同じような内容です。
それの指導員さん向けということです。
答えは初めからある、って本当ですね。
こういう時、「オズの魔法使い」竜巻で異世界に飛ばされるドロシーが最初に得た「銀の靴」をいつも思い出します。
自分の国に戻ろうと思って旅に出るんだけど、最初から戻る力を自分で持っていた、でも気づいていなかったという。
それぞれ現場で悩んでいる方たちの思いもたくさん伝わってきました。
これから提供するプログラムに生かしていきます。
今日も一日、楽しい日でした。
***ありがとうございました***
ラーニング・シー
福田あかり