保護者ドキドキの《就学時健診》
秋になると、来年度の小学校入学に向けて準備が本格的に始まります。
就学時健診は、各市町村教育委員会が実施します。
実際に就学時健診をするのは各地域の学校です。
入学する子どもたちを見られるから合理的です
市町村教育委員会で、9月に新入学児の名簿が出来上がります。
それをもとに就学の手続きが始まります。
誰がどこに入学するかわからないと、入学のご案内も送れないですからね。
入学式で名前がなかったらショック
市町村役所での地道な仕事があるおかげです。
さて、名簿をもとに10月〜11月の就学時健診が各地域の学校で行われます。
子どもは内科・歯科健診、視力・聴力検査、言葉の検査(個別2〜5分)などを受けます。
検査の項目は地域によって違います。
栃木県の特徴は、簡易版の集団知能検査(15分程度)をするところです。
他県でしているところは少ないようです。
子どもたちが校内探検ならぬ、校内検査めぐりをしている間、保護者は学校生活について、入学までの準備物などの説明を聞きます。
学校はこうやって子どもと保護者さんをお迎えする準備をしています。
実施までの準備は
たくさんすることのあるスケジュールをやりくりして短時間で効率よく終わるように工夫します。
子どもと保護者が同じ時間に終わるように、時間合わせをしたり。
実施漏れのないように記録票を作ります。
保護者に書いてもらう資料も作ります。
住所とか連絡先とか、受けた予防接種とか。
漏れがあると、登校班の編成ができなかったりします。
最近では食物アレルギーなど給食についての情報収集、場合によっては個別相談が必要です。
入学後、給食でアナフィラキシー反応を起こしたらショックですもの。
歩くこと、トイレのことなどで、身体的な病気や障害への配慮もあるかもしれません。
養子や養女でという事情のあるご家庭もあります。
学校は、保護者のみなさんが安心して子どもを預けられるよう、山盛り細やかな配慮をしています。
たくさんの情報が時々変化するので(引っ越しや離婚・再婚などで住所・名前が変わったり)、それに対応するわけです。
しかも、通常の授業や学校運営をしながらです。
学校の先生方は、黙々とそれを当然のようにひけらかすことなく取り組まれています。
たまに間違いがあったりするかもしれません。
許してあげてほしいなと思います。
これを書いたのは学校を擁護するためではないです。
自分の子どもが初めて小学校に入る時、保護者はとても緊張します。
お子さん含めどのご家族も、どの学校もお互い思いやって新しい出会いを喜びとともに迎えられることを心から願っています
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