🧠神経炎症のレベルと私の体験記
「神経炎症」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
脳の中の免疫細胞(ミクログリア)が活性化して炎症を起こすことで、体や心に大きな影響が出る状態です。
実は、この神経炎症には深刻度のレベルがあります。
🔎神経炎症のレベル
🟢 レベル1:軽度(プライミングなし)
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ブレインフォグ(頭が霞む)
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思考のスピードが安定しない
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脳の持久力が落ちる
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化学物質や匂いにさらされたあとに頭が疲れる
👉 この段階では、ミクログリアプライミングの可能性は少ない。
🟡 レベル2:中度(プライミングの可能性あり)
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気分の落ち込み、うつっぽさ
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集中力が続かない
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無気力、疲労感
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眠気が強い、睡眠時間が増える
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食欲や運動意欲の低下
👉 ミクログリアプライミングの可能性が高い。
🔴 レベル3:重度(プライミングの可能性大)
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せん妄、幻覚や錯覚
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時間や場所の感覚を失う(失見当識)
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認知症のような症状
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行動や人格の変容
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てんかん発作、発話困難、震え
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昏睡や意識障害
👉 ミクログリアプライミングの可能性は非常に高い。
✍️私の体験記
🚗 2019年・神経炎症レベル2の体験
2019年8月、しし座満月の日。合気道の稽古中に後頭部を軽く打ってしまいました。
その夜、長風呂をしたあと――
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翌日は立てなくなり、仕事を休むことに。
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翌々日には外出してみたけれど、信号が二重に見える。
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無気力になり、集中力も低下。
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食間が5時間を超えると極度の低血糖状態になり、ガタガタ震え、指や声が震える。
血糖値が安定しなくなったのは、脳の神経炎症によってコルチゾールが大量に消耗され、血糖維持が難しくなっていたからだと考えています。
「たった軽い打撲と長風呂でここまで悪化した理由」は、過去の経験が積み重なっていたから。
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出生時の極度の栄養失調
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中学生のときに誘拐されそうになったトラウマ体験
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大学生時代の栄養失調とカンジダ腸炎
少なくとも3回の神経炎症を経て、2019年が「4回目」だったのです。
🤒 2022年・神経炎症レベル3の体験
さらに2022年には、感染症で2回かかり、どちらも39度の高熱が3〜4日間、しかも6月と7月に起きました。(2回目の7月は、二酸化塩素水のケアが私の思っていた以上にひどかったカンジダ腸炎のカンジダを苦しめたことからその代謝物のために体の免疫力がガクッと落ちたことから生じたと考えています。カンジダ腸炎のケアは慎重に。)
そのとき――
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幻聴(左耳から声が聞こえる)
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幻視(どこを見ても地獄絵図)
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食事ができず、数日で体力が尽きる
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胸腺がぶちぶちと引き抜かれる音がして「タンパクを溶かして糖に変えている」と感じた
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本当に「死ぬかもしれない」と思った
その後もゼリーしか食べられない時期が1〜2ヶ月。
歩くと息が切れ、風呂のお湯には1秒しか浸かれませんでした。
これは明らかに神経炎症レベル3でした。
🌱まとめ
神経炎症は、
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軽度なら「なんとなくの不調」
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中度なら「生活に支障をきたす」
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重度なら「命に関わる深刻な症状」
として現れます。
この体験が示すように、一度の出来事だけでなく、過去の炎症やトラウマ、栄養状態の積み重ねが深刻度を高める要因となります。
心の弱さではなく、脳と体の炎症からくるSOS。
これを知ることが、回復への第一歩になります🌿。