養護施設職員研修「セルフケア&子どもの学習支援」
2/17(火)に、養護施設職員研修で、講師依頼をいただき、ある養護施設に訪問しました。
2時間の研修。
普段、子どもたちに与えて与えて、疲れきっているだろう職員の方々に。
今回、たくさんのギフトを受け取ってほしいと思いました。
被虐待児に接していると、支援者も二次的に傷つき、子どもに十分与えられていない、
と自己評価を下げます。
それがバーンアウトにつながります。
はじめに、PACEをひとつひとつ実感してもらいました。
フックアップの時には、オラクルカードから「受け取る」ことについて、メッセージを
読みました。
そのおかげか、PACEの中でフックアップが一番人気となりました。
その後、遊んで笑ってセルフケアを深めたいと思い、
一人ひとりに配ったオラクルカードのかけらを、無言でコミュニケーションし、完成する
というアクティビティをしました。
みなさん、沈黙すると手足や表情も動かなくなり、ジェスチャーできない様子が見受けら
れました。ふだん、ことばに頼っているかもしれませんね。
そして、ストレス状況では固まってしまうという、原始反射の活性化?に感じました。
これも、子どもたちから受けた二次受傷かもしれませんし、そのほかの理由もあるかも
しれません。
そして、
「ねぎらいワーク」をしました。
これは、ペアでします。
肩や背中などに手を置いて、ことばをかける、というワークです。
ストレスが多いと、みなさん同じことばや遠慮がちなことばになります。
今回は、色を選んでもらいました。
色とメッセージが対応していて、選ばれた色のメッセージを相手に言ってもらう、という
ことにしました。
みなさん恥ずかしがったり、笑ったりして楽しそうでした。
思うだけでも伝わるんですけど、ことばにすると、より言霊が宿るように感じます。
最後の30分は、原始反射の話をしました。
子どもがイライラしやすいこと、パッと強い反応があるのは、原始反射による制御
できない行動というより、反射なのだと伝えました。
ブレインジムのPACEで変化を実感されたのか、手のマッサージだけでなく、足の
マッサージも自発的に始められていて・・・。
すると、最後の20分で、みなさん眠り始めました。
午前11:40です。
ふつうは眠くなる時間帯ではないはず・・・。
ブレインジムをすると、いつもと違う体の使い方をします。
みなさん、普段、強い筋緊張のもと仕事されているかもしれません。
体がほぐれてリラックスしたのかもしれません。
これはタイミングだと思い、ペアでポジティブ・ポイントをしました。
クリスタル・チューナーで、音叉を響かせると、職員さんも児童相談所の心理士さん
たちも驚いていましたが、まぶたを閉じて味わっている様子でした。
まぶたを開けると、ふわ~~っと、現実に戻ってこられたような表情で、ずいぶんリラックス
されたのだなぁと感じました。私の思い込みかもしれません^^
最後に、ペアシェアしたり、全体シェアする時間がとれたら、おとしこみができたなと
いうのが反省点です。
また、ブレインジムを取り入れるには、施設全体での理解、管理職の理解が重要だと振り
返りました。その点が弱かったです。
今後の研修開催に生かします。
継続して取り組んでいただけるか不安ですが、その時間だけでも楽しかった、自分のこと
“養護施設職員研修「セルフケア&子どもの学習支援」” に対して2件のコメントがあります。
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初コメかな。
元児童相談所、保護所保育士として。
被虐待児と接していると、バーンアウトもそうですが、かなり、自分の軸とかが、しっかりしていないと巻き込まれていってしまいますね。ブログを読ませていただいていて、やはりDLRとか。自分軸を保つってことは、施設の職員さんには、大切だな~って。自分の経験を振り返り感じた次第です。
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>makoさん
makoさん、コメントありがとうございます!
被虐待児と接するということは、過酷なことですね。
湧き出るような愛が必要ですね。
自分軸、本当にそうですよね。
グラウンディングと軸、それがないと、今時分がどこにいるのか、どんな気持ちなのか、わからなくなりますよね。
研修では、職員のみなさんが、心地よい自分、本来の自分、戻る場所を実感してもらえたらと思いました。