おっことぬしのようにたたり神になることもできる◆もののけ姫より
前日、もののけ姫を見ました。
前に見たときよりも、深いものを感じました。
宮崎駿監督の映画は、見るたびに理解が深まります。
最近、映画で気づきがあります。
もののけ姫より。
アシタカが、最後にたたら場にどうして残るのか?、そこで生活しようというのか?
自分の里に戻らないのか?
不思議です。
きっと、もののけ姫に惚れたのかな。
もののけ姫の生き方とわかりやすく対比するためかもしれません。
いのししの神であるおっことぬし、なごの神は、たたり神になります。
神様なのに、人を呪うのです。
私たちも同じです。
(ここはきっと私たちも神さまであるという意味を示唆しているように思います。)
人を呪うことがあります。
簡単に言えば、自分の身近に恨みつらみを感じる人がいるということです。
あの人さえいなければ…
母親さえこうであれば…とか
上司がこうであれば…とか
あの人がこうしてくれさえすれば…とか
こう考えると、その人がいなくなら(引っ越す、仕事を辞める、転勤する、亡くなるなど)なければ、それは解消されないことになります。
都合よくいなくなることはほとんどないので、殺すしかないということになる。
殺すわけにはいかないので、いつまでもその呪縛にとらわれることになるわけです。
神様でさえそうなるということを、「もののけ姫」という映画で宮崎駿監督は描いています(と思います)。
一方で、モロという狼の神さまは同じ恨みを抱いても、たたり神にはなりません。
同じ経験をしても、たたり神になるかならないかは、個人に委ねられている、という描写です。
ここでは、しし神が中庸を果たしています。
同じ神だけれども、恨みつらみとは関係なく、生死を与える姿が描かれます。
感情は抜きに、自然の理のとおりにそれをするというふうに描かれます。
おっことぬしや、しょうじょう(さるの神さま)と同じく神さまですが、まったく異質なものに描かれています。
同情や恨みつらみとは関係なく自然です。
ありのままです。
自然の理を描いてます。
たたら場は、女を救い、人に豊かさを与えるものだったけれど自然を排した。
アシタカは、自然と人が融合する場所を探求するという、ダブル・スタンダードを保つ選択をしました。
一般的に言うと、難しい選択です。
しかし、それを実行しているアシタカはとてもかっこいいです。
しなやかな強さです。
イエス、ノーの二択や、何かを強制するのではなく、第3の選択肢を模索する姿です。
第3の選択肢を考えるとき、私たちは1次元の思考ではなく、立体化します。
これがフォイヤーシュタイン博士のインストゥルメント・エンリッチメントで育てる力です。
そして、これはブレインジムの最終目標であるシナジー(共生)につながります。
私たちはシンプルに、たたり神になることも可能です。
壁が立ちふさがったとき、それとともに生きることを選択することも可能です。
社会はものすごいスピードで変化しています。
ポケモン・ゴーだけではないのです。
たたり神になっている暇はありません。
私たちはしなやかに生きて、その姿を子どもたちに見せていくかっこよさを追求したいです。
もちろん、アシタカのようにかっこよくはいかないかもしれません。
それでも、何が自分にとって心地よいのか、模索することは自由です。
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