中1ギャップを考える〜なぜ中学生になると不登校が増えるのか?〜

どうして中学生になると不登校が増えるのか? 小学生の頃は普通に学校に登校していたのに… いじめにあったわけでも勉強ができないわけでもない。 なぜ学校に行けないのか。 行きたいくないのか。 <不登校になりやすい人> 自閉症スペクトラムのタイプ アスペルガーさんもこのタイプに含まれます。 緘黙さんの多くはこのタイプだなぁと感じます。 小学校は登校できていたのになぜ?? 自閉症スペクトラムタイプの人は、クラスの中で存在感がないことがあります。 本人の中で学校の活動に関心や楽しみが少なく、できれば家で好きなことをしていたいのです。 しかし、学校には行くものと決まっているので、小学生の頃はそれを字義通り受け止めて休むという選択肢が本人の中で思い浮かばないようです。 中学生に入り発達してくると自我が芽生えて、つまり好き嫌いや快・不快が自分の中で認知できるようになると、学校に対する心地よくない感覚が自分の中で明確になります。 中学校の学習内容は抽象度が高まり、スピードも早いです。 対人関係も複雑になります。 クラスの関係、部活動の関係、集団でいる時と仲良しグループでいる時の態度の違いや秘密、同じ友だちだけど二重、三重にさまざまな関係が重なっているところで、関係性を構築していかなければなりません。 さまざまな教科と人間関係の多種多様な情報が大量に入ってきます。 自閉症スペクトラムタイプの人はそれをキャッチできないがゆえに、何がなんなのかわからない状況、わからなくて怖い・不安という感覚が増大していきます。 小学校時代は、帰宅すれば長時間好きなことをして過ごせることで、リフレッシュが可能です。 しかし、中学校では放課後も土日も部活動や予習・復習の宿題がたくさんあり、家庭でリフレッシュする時間が持てなくなります。 一人で過ごす時間が他の人よりも多く必要な自閉症スペクトラムタイプの人にとって、中学校は過酷な環境となります。 こうしたことで不登校にどうしても陥りやすいのではと感じます。 どうやって関わっていくかもお伝えできたらと思います。 明日もみなさまにとって輝く一日でありますように✨  

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