中学生の思春期講座をどう教えるか
地域の保健師さんが、学校で性について話をします。
話題は、性行為・避妊・性病が中心です。
これを50分間で伝えるって、なかなか強行。
扱いにくい話を、どんな子たちかわからないクラスで突然話すって、かなりハードルの高いことです。
普段関わっている先生が話す、というのも難しさはあるなぁと思います。
そうした中学生との人間関係を抜きにしても、性の話が難しい理由はなんでしょう。
私も保健師さんからお話があって、今回、考えてみました。
性の話は、両極端になりやすいんです。
一方は、【汚らしい】イメージ
もう一方で、【神秘性・美しい】イメージ
なのです。
どっちか極端になります。
例えば、汚くていやらしい、両親や異性親への強い嫌悪感、自分自身に対する嫌悪感・罪悪感、異性と仲良くする同性の同級生への嫌悪感、性に関する罪悪感。
神秘性・美しいイメージは、好きになった人と自分の純愛、あなただけを好きで、大事なあなただからこそ共有するという性。
あなたと与え合う美しい愛。
恋愛・純愛への憧れ。
自分で書いてて照れてしまいます
この相反する極端を揺らぐのですから、思春期のエネルギーは大きいです。
この両極端があるので、思春期の性は難しい。
だからこそ、思春期講座では、私は本来の神秘性・美しさを伝えたいと思うのです。
あなたへ献身する一方の愛ではなく、自分を愛すること、あなた自身が愛である、という神秘性を伝えたいと思うのです
思春期講座の伝え方には、いろんな考え方があると思います。
一つの考えを書いてみました。
次回、両極端の難しさについて、具体的に書きます。
写真は、カクテル、シエスタ。