書くことのむずかしさ◆頭のコントロール

書くことって、たくさんの同時作業なんだということを、書きました。

同時作業をパーツに分けて考えた時、

実は、一番基本的で、しかし人によってはとても困難さが生じる部分があります。

どこでしょう?

何がむずかしいと思いますか?

④黒板を見るために頭を上げる。
    ノートを見るために頭を下げる。
    頭を上下させる。

そう!

「頭を上下する動き」

なんです。

これがとても負荷のかかる動きなんです。

頭を上下すると姿勢が崩れてしまうんです。

なぜでしょう?

今はパソコンが随分進化して、ちょっと落としても壊れなくなりました。

しかし、精密な機械です。

乱暴に扱うと壊れてしまいます。

パソコンのハードや、ノートパソコン自体をグルグル回すことや、ジャンピングさせたりはしないですね。

私たちが頭を上下させることは、それと同じようなことと思います。

私たちの脳は、水分85%です。

水に浮くお豆腐 です。

この状態だと、脳細胞が一番、活発に動くようです。

ブレインジムで「お水を飲む」エクササイズがあるのは、ものすごく当然なわけです。

さて、パソコンの頭脳、CPUは金属でできています。

私たちの脳はほぼ水分のお豆腐。

お豆腐を扱う時、私たちはそうっとそうっと動かします。

さらに脳とくっついてあるのが前庭系システム。

前庭系システムは傾きセンサーです。

どのくらいの角度でどの方向に体が傾いているかを感知します。

この傾きセンサーが働いているから、目で見なくても姿勢を保てます。

頭を上下するというのは、傾きセンサー自体を振る作業です。

パソコンを振りながら使いませんよね^ – ^

でも、体ってすごいんです。

傾きセンサーごと上下に頭を動かしても、上下左右を感知して自動的に姿勢を保つんです。

これが「体の知性」です。

体の知性があってこそ、脳の「物事を推測し理解し判断する」はたらきが機能します。

傾きセンサーがうまくはたらかず、目で姿勢を保っている人は、頭を上下したとたん、上下左右が混乱します。

もちろん、「頭を上げ下げすると、私は上下左右がわからなくなるんです」と言う人はいません。

ただ、黒板のどこを見ていたのかわからなくなったり、違うところを見て(目に入ってしまって)そちらが気になってしまう。

ボーッとしてしまう。

一見、「集中力がない」というあらわれかたで集中が途切れてしまうのです。

頭を上げ下げする、当たり前の一見誰でも楽にしている動きは、とんでもなく高度なことなんですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

体に感謝です*

この傾きセンサーの発達に働きかけるのが、ブレインジムやビルディング・ブロック・アクティビティ、リズミック・ムーブメント・トレーニングです^ – ^

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