習慣化するための脳システム〜ドーパミン〜
こんにちは。
ラーニング・シーの福田です😊
先月の発達ケア勉強会では、「多動の背景」にある要素の一つとして、「報酬系回路」の話をしました。
報酬系回路には、線状態とドーパミンが関わっています。
Functional Schematics of Neural Systems
上記のサイト記事を意訳して、わかりやすく皆様にシェアいたします。
【習慣ができるまで】
私たちには、
⑴新しい行動を探索する⇨⑵習慣化する⇨⑶それを脳に刻み込む
「習慣の学習と定着」というステップがあります✨
科学者たちはその全詳細を明らかにしていませんが、線条体(中央striatum)が各ステップを調整します✨
私たちは一見、「何も考えずに」習慣を実行しています。
しかし、下辺縁皮質(右下infralimbic cortex)が、私たちの行動を監視しています❗️😲
1)新しい行動の探索:
前頭前野⇄線条体 連絡を取り合います。
線条体⇄中脳 連絡を取り合います。
ドーパミンは学習を助け、目標に価値を与えます
(※福田補足:ドーパミンは線条体から分泌されます😊)。
これらの回路(実線と破線)は、どんな行動が機能し、また機能しないかを把握するのに役立ちます👍
2)習慣化
行動を繰り返すうちに、感覚運動皮質と線条体の間のフィードバックループが強く働くようになります!
すると、ルーティンを脳活動の一つの単位(チャンク)に刻印されます。
(福田補足:一連の行動が、一つのまとまりとなって、自動化されるようになります。)
このチャンクは、部分的に線条体に存在し、中脳からのドーパミン入力によって発動します。
3) 習慣の刷り込みと許可
いったん行動のかたまりとして、習慣が記憶されると、線条体がさらにその習慣を半永久的な脳活動として刷り込むのを、下辺縁皮質が助けるようです。
ドーパミンの助けを借りて、下辺縁皮質は、習慣を実行するタイミングも制御しているようです。
この領域を停止させると、深く染み込んだ習慣を抑制することができます。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
以上です。
ドーパミンがないと習慣化できないでしょう。
いつまで経っても、何回言っても、何回やっても定着しない時、この報酬系回路がはたらいていない、またドーパミンの生成ができていない→栄養不足、ということがあるでしょう。
つくづく私たちの體はよくできているなぁと感じます。
拝謝
ラーニング・シー 福田あかり