高齢者グループホームの職員勉強会
今回は初の「ケースカンファレンス」でした。
職員さんの思いはこうです。
今ある機能をできるだけ維持してほしい。
だからこそ、身の回りのことをできるだけ自分でしてほしい。
ということでした。
さて、そのテーマに取り組む前に、私はいつもアイスブレイクで脳と体を整えて学びやすい状態にしようという時間を設けます。
この日は、これまでも好評だったタッチフォーヘルスの「神経血管ポイント」をタッチするという手法を使いました。
それをする前と後での比較が大事です。
それをするだけでどんな風に体が変化するか実感できるからです。
今回はひとに両腕を上げてもらってどのくらい上がるか。
頭を左右に回す、腰を左右にひねると、どちらが回りやすいか。
などを試しました。
神経血管ポイントは頭にあるいくつかのツボです。
そこに軽く触れて、どこが心地よいかご本人に決めてもらいます。
光やあるいはピンク色を送るイメージを1分間します。
するとなんとなんと、腕がスーッと上がったのです。
体って不思議です。
頭にあるツボに触れることで、脳が活性化すると考えられています。
腕を上げようと努力しても、脳が働いてくれていなかったら腕を上げることは辛いです。
無理して腕を回旋すれば、上げられるのも事実です。
しかし、それよりも腕が上がるために必要な脳の働きが活性化すれば、スッとあがるのです。
もちろん、脳だけではなく筋骨格系、内臓など様々なことで影響している可能性がありますから、全ての人がこの方法で治るわけではありません。
ただ、ここで心に留めておいてほしいことは、ご本人がそうしたいと思っていても、脳が働かなくてできないことがある、ということなんです。
「ご本人がやろうとしない」
と感情的に考えるよりも、すっとはいかない、何か別のどこか身体的なこと・神経(脳)的なことで引っかかりがあるのかもしれない、と思ってほしいのです。
身体的な観点、神経の機能的な観点を持ってほしいのです。
このアイスブレイクを通して、職員さんがご自身で体感していただけて、事例提供者の職員さんが「じゃあまず取り組む前に、声かけをする前にまずこの頭のタッチをすればいいのかも」とお話しされていました。
ご本人が心地よければ悪くはないでしょう^ – ^
ケースカンファレンスで話し合いを進めていくと、この利用者の方が低血圧で調子が悪いと起き上がれなくなる、という話題が出てきました。
もちろん「体は動く」のだけれど、いつでも思い通りに動かせるわけではないということが浮き上がってきました。
特別支援教育や療育の場でも、ご本人の「意欲」の問題とすることが多いです。
家庭でもよくありますね。
お子さんに「早く準備しなさい」という時。
意欲がないと大人が勝手に解釈してしまうことがあるわけです。
お子さんには準備する意欲はあるのです。
ただ、そのためのスイッチが体や脳に入らないということなんです。
だから、ブレインジムやリズミック、タッチフォーヘルスを使うのです。
私たちの能力は体の中にたくさん封じ込まれています。
持っているものが見えないだけです。
しばしば起こることです。
そんなことが、ラーニング・シーのブレインジム101講座やBBA’s講座、リズミック講座で学べます。
まずは体験したいという方には、「セルフ・バランス・クラス」、「でこぼこ子育て応援クラス」などご利用いただければと思います^ – ^
講座等のご案内は「講座開催」のメニューをご覧くださいませ。
今日もみなさんにとって素晴らしい1日となりますように✨