🎭「いらない!」は「欲しい」の裏返し?〜心理的逆転によりそうまなざし〜

「いらない!」「やらない!」「べつに!」
そう言ってるのに、なぜか目は欲しそうにしてる——
そんな不思議な瞬間、ありませんか?👀

それは「わがまま」ではなく、
心がくるんと反対を向いてしまう**《心理的逆転》**という現象かもしれません🔁

心理的逆転(神経的統合不全)についての複数の過去記事一覧


🛒「買いたいのに、買いたくない!」〜逆転の買い物タイム〜

ある日のこと。
1人の男の子が、職員さんと一緒に買い物に出かけました👦👜

でも、お店に入ってからというもの…

「これ買いたい?」
「いらない!」(←ほんとは欲しい)

「じゃあこっちは?」
「いらないってば!」(←本当は気になってる)

というふうに、ず〜っと反対のことを言い続けてしまう💬💥

しかもニコニコしながらこのやりとりをするので、大人は馬鹿にしているの?!とイライラ💢してしまう。

大人から見れば「何がしたいの?」と混乱してしまいそうな場面ですが、
職員さんは、その子の「うらの気持ち」をちゃんと見てくれていました👀💛

✅ 「これ、ちょっと触ってみる?」
✅ 「どんな色が好きだったっけ?」
✅ 「じゃあ今日はこれにしてみようか😊」

そんなふうに、たっぷり時間をかけて、やさしく丁寧に関わってくれて、
通常の5倍以上の時間はかかったけれど、
その子は無事に買い物を終えることができたのです🎉🛍️✨


🚗 でも、帰り道で“ちがう関わり”が…

帰りの車では、別の職員さんが関わることになりました🚗💨

買い物の達成感でホッとしたいところだったのに、
車に乗ってからすぐ、こんなやりとりがありました。

「“お願いします”“ありがとうございました”って言ってないよね?」

「…(言えない)」

「言えるまで車から降ろさないよ!」

このやりとりは、15分以上つづきました⏳😣
日も暮れて、あたりはすっかり夕方の雰囲気🌆

子どもにとっては、
「がんばってやりきった直後」に、
また新しい試練が出てきたように感じたのかもしれません😔💧


💫 心理的逆転とは?

心理的逆転とは、
**「やりたいのにやりたくない」「欲しいのにいらない」**など、
心が本音と反対の表現をしてしまう状態です🌀💭

これがあると…

  • 受け取りたいのに「いらない」と突っぱねてしまう

  • 手伝ってほしいのに「一人でやる」と言いはってしまう

  • できるのに「できない」と言ってしまう

本人もつらいし、関わる大人も戸惑ってしまいます💔


🧠 そして、大人にも起こる“心理的逆転”

この現象のやっかいなところは、
関わる大人にも伝染することです⚡️

最初は「この子のために」と思っていたのに、
だんだん「もう助けたくない」「なんでこんなに面倒なの?」という
気持ちにすり替わってしまうことがあります😣💨

それはまさに、大人側にも心理的逆転が起きているサインかもしれません💡


🚨 虐待の構造もここから始まる

このような逆転の連鎖がつづくと、
「助けたい」「守りたい」という気持ちが、
「距離を置きたい」「責めたい」という思いにすり替わることがあります⚠️

その積み重ねが、
ときに家庭や施設での虐待の始まりになることも——。

つまり、**心理的逆転は見過ごせない「心のSOS」**なのです🚨💬


🌈「わがまま」じゃなく「がんばった」のかもしれない

買い物のとき、
「いらない!」「買いたくない!」と反対のことを言いながらも、
その子は彼なりに全力で向き合っていたんだと思います。

時間をかけて、何とかやりきって、
がんばった直後に「言えなかったこと」を指摘されて、
また固まってしまう。

…そんなふうに、
**“緊張の糸が切れて、混乱してしまった”**だけかもしれません🧵💔


🍀 まとめ:逆転の渦の中に、やさしさの余白を

子どもも大人も、
時に「反対のこと」をしてしまうことがあります。

それは“問題”というよりも、
心が混乱したときの自然な反応かもしれません🌬️🌀

だからこそ…

🌷「今日は買い物、よくがんばったね」
🌷「今は言えなくても、また言えるときがあるよ」
🌷「大丈夫、戻ってくる場所はここだよ」

そんな**“やさしさの余白”**を、
日々の中に持てたらいいなと思っています🌸🌙


✨読んでくださってありがとう✨
「逆転の言葉」に出会ったとき、
あなたの中の“本当の声”にも、ちょっと耳をすませてみてくださいね👂💗

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