🟡【第1回】『うちの子、話を聞けない…』その理由は“脳”のフィルターかも?🧠🔊
「ねぇ、ちゃんと聞いてるの⁉」
そう言いたくなる場面、ありませんか?😣💬
でも実はそれ、**「聞こえてない」のではなく「聞き分けられていない」**のかもしれません。
👂「聞こえてるけど、聞けてない」ってどういうこと?
発達障害のあるお子さんの中には、
周りの音がぜーんぶ同じ大きさで入ってきてしまうタイプの子がいます💦
たとえば…
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📢 教室のざわざわ
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🚪 廊下のドアの開閉音
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👩🏫 先生の声
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🧒 友達の話し声
それらがぜんぶ同時に聞こえてきて、どれに集中すればいいかわからない!
こんな状態になってしまうんです。
🔍それって「わがまま」じゃなくて、脳の機能のひとつなんです
このような「聞き分ける力」は
**選択的注意(せんたくてきちゅうい)**と呼ばれ、脳の中の「音のフィルター機能」が担当しています🧠✨
でもそのフィルターが弱いと…
💥 大きな音にびっくりしたり
💬 呼ばれても気づけなかったり
🌀 話を聞いてる途中で注意がそれちゃったり
こんなことが日常的に起こります。
📣「ちゃんと聞きなさい!」は効かない…
大人がどれだけ声を張っても、
脳のフィルターが整っていなければ「聞こえても処理できない」状態です。
それって、お子さんにとってもとてもつらいこと。
「なんで怒られてるかわからない…」
「聞きたいのに、聞こえてこない…」
そんな葛藤を抱えている子も、実は多いんです😢
聞きたい音だけ聞けるようになる⁉ ビタミンB6の力とは?🌿👂
🧠ビタミンB6って、どんなはたらきをするの?
B6は、実は脳の中で大活躍している栄養素なんです🍌🐟🥚
とくに大事なのがこちら👇
🧪【神経伝達物質】の材料になる!
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💬 ドーパミン:集中力ややる気に関係🎯
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💗 セロトニン:落ち着きや安心感に関係🛏️
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🔇 GABA(ギャバ):余分な刺激をブロックする抑制役🚧
この3つのバランスが整うことで、
音や情報を選んで聞ける脳の状態が作られるのです👂✨
📉B6が足りないとどうなるの?
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📢 周囲の音に過敏になる(感覚過敏)
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🔄 注意がすぐそれる(集中が続かない)
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🗣️ 呼びかけに反応しにくい(遅れて反応)
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😣 イライラや不安が出やすい(情緒の不安定)
つまり…「聞く力」がうまく働きにくくなるんです。
👩🔬実際にあった!B6の研究データ
🔸Rimland B(1988)の臨床報告によると:
ASD児に対してビタミンB6とマグネシウムを併用したところ、
✅ 感覚過敏の軽減
✅ 注意集中の改善
✅ コミュニケーション力の向上
が報告されました。
👉 出典リンク(英文)
🔸2024年:Dalton et al.(イギリス・ロンドン大学)の最新RCTでは:
感覚過敏(SOR)が強い成人に100mg/日のビタミンB6を4週間投与した結果、
✅ プラセボ群と比べて感覚過敏が有意に改善✨
👉 研究の概要はこちら(英文)
※この研究では、「音や触覚の過敏さ」が減ったという報告があり、
今後、注意機能(選択的注意)への影響も調査されていく予定です🧪
🍴B6を多く含む食べものは?
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🐓 鶏むね肉
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🐟 サバ、カツオ
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🍌 バナナ
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🥚 卵
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🌽 さつまいも
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🥬 ほうれん草
ただし…吸収にはサポート栄養素(マグネシウムなど)も大事!
詳しくは次回で📝
✏️次回予告
→「栄養で“聴く力”をサポートするには?家庭でできる5つのポイント」