🚸手をつないで歩こう!落とし物で学ぶ交通安全SST ~「僕もやりたい!」と声があがった奇跡の30分~
放課後デイで実践した「交通安全をテーマにしたSST(ソーシャルスキルトレーニング)」をご紹介します。
この日のテーマは、「安全に歩く」+「落とし物を見つけたときの判断」。
子どもたちが夢中になって参加し、最後にはいつもは寝転がって活動を拒否していた子が自ら「僕もやりたい!」と手を挙げて参加してくれました。
最初から最後までその子が集中していたことに、職員全員が驚きました。
🎯目的
安全に移動するための基本行動を体験して理解する
落とし物を見つけたときにどう行動すればいいか、移動の実践能力を鍛える
友だちと手をつないで協力する体験を通して、社会性と自己コントロールを育てる
発達がゆっくりな子どもたちは、指示を聞いて動くのは得意でも、
「自分で判断する」場面では迷ってしまうことがよくあります。
たとえば──
🍬 落ちているお菓子をどうする?
💰 お金を拾ったら?
🧻 友だちのハンカチを見つけたら?
こうした“ささやかな判断”ができるかどうかで、
将来自分で歩いて通勤・通所できるか、行動範囲が大きく変わってきます。
また、理解力があっても、私たちの想定外の行動をする子どもがいます😆
「〜しなさ!」で強制するよりも、子どもが進んで安全な行動を取るようになることを応援するプログラムです。
🧰準備するもの
| アイテム | 内容・使い方 |
|---|---|
| (テーブル) | コの字型に並べる「建物」に見立てる(構造化)…マスキングテープを床に貼ってルートを作るのは大変なことと、コースに立体感を出すことでリアル感が出ます。 |
| 🔴赤いフープ2つ | スタートとゴールを示す |
| 🟦細長いマット | 横断歩道に見立てる |
| 🚥手作り信号機 | 🟥赤信号・🟦青信号がそれぞれ点滅しているときの2種類のカードを表示して先生が操作 |
| 🍭落とし物 | ゴミ(空の菓子箱・空のペットボトル)、先生の水筒(実物)、お菓子(箱に入った袋入りのお菓子・実物)、お金(実物)など ※実物で子どもたちは白熱します🔥 |
| (💬笛・音) | 信号切り替えやスタート合図に使用 |
👣プログラムの進行
①導入(3分)
先生ペア(2人)が手を繋いでスタート! わざと「悪い例」を実演します。
走って移動する、友だちの手を離す、信号を見ずに渡る…。
②良い例を実演(3分)
先生ペアが見本を見せます。
青信号になってもすぐ渡らず、左右確認してから進む
友だちと手を離さず、走らず歩く
落とし物は拾って先生に渡す
「どうしたら安全だった?」
子どもたちが答えることで、模範行動を“自分の言葉”にしていきます。
③子どものペア👬交通安全体験(15分)
👫2人組で、
「悪い例 → 良い例」を順番に実演。
悪い例では、
ゴミを蹴る
お菓子を食べちゃう
お金をポケットに入れる
子どもたちはわざと“悪い顔”をして演じ、みんなで大爆笑!🤣
本物のお金を使うと、リアルさが増してさらに盛り上がります。
見ている子たちも真剣に観察していて、
「今のどこがいけなかった?」という問いに
どんどん手が挙がりました。
④ふりかえり(5分)
最後に質問タイム。
「どうして左右を見てから進むの?」
「拾ったお菓子を食べたらどうなる?」
「お金を拾ったらどうする?」
子どもたちの答えは実に的確。
「事故になっちゃう」
「汚いかもしれない」
「先生に渡す」「警察に持っていく」
一人ひとりが“自分の考え”で答えていました。
🌈子どもたちの変化と気づき
いつも寝転がって「めんどくせー」と言っていた子が、最初から最後まで積極的に参加!
普段話を聞かない子が、友だちの動きを観察して、意気揚々と挙手・発言。
発達がゆっくりな子も、自分で考えて行動する練習ができた。
この30分で、子どもたちの「行動」と「心の安全意識」がぐっと育ちました。
💡まとめ:移動の力は“生活の自由🪽”を広げる
食べる、排泄する、着替える、お風呂に入る──
それと同じくらい大事なのが、「安全に移動できる力」。
この力が育つことで、将来、特別支援学校を卒業後の30年、40年、50年が
「やらせてあげたいけど危なくてできない」から
「自分で行ける・できる」へと一歩近づくのです。
交通安全のSSTは、
生活の自立を支える小さな一歩でもあります。
📬この活動をやってみた方へ
ぜひ、やってみた感想を教えてほしい🌱
「使ってみた!」「子どもたちがこんな反応だった!」など教えて😀
もしブラッシュアップしたよ!というアイディアがあったら教えて💕
📧 メール:info@learningsea.jp
📱 LINE公式からのご報告も大歓迎です✨
@834qjace

