不登校と副腎疲労
こんにちは。福田あかりです。
もう半月で、2022年が終わりますね。
新しい年の始まりのための「2022年の旅終い」の後半月です。
さて、栄養とこころの関係については、臨床心理士界隈でも、一部、共鳴してくれる方もいますが、ほとんどわかってもらえないし、話したら怒られることさえあります。
コロナ・パンデミックのおかげで、健康への関心が高まり、栄養の重要性について、ずいぶんと社会的雰囲気が変わり、多くの人の間で話題になることが出てきたように思います。
YouTubeチャンネルで、吉富信長さんがたくさんの動画を作って配信してくれたことも大きいでしょう。
今は、クラブハウスで、無料で毎朝お話を聞くことができます。
不登校と副腎疲労
登校しぶりや不登校の子は、「エネルギー切れ」とよく言われます。
これが「副腎疲労」です。
ストレスがかかると、脳から指令が出て、副腎からコルチゾールが出ます。
登校しぶりや不登校の子は、学校に来ている間、さまざまなことで高い緊張を強いられ、コルチゾールをドバドバ使っている状態でしょう。
一見、普通に過ごしているけれど、そうじゃないのです。
長期間ストレスがかかると、コルチゾールを作る材料が枯渇し、次のようなことが見られます。
子どもに見られる副腎疲労
- 突然、朝起きられなくなる
- 急に、「学校に行こう」という気持ちはあるのに、だるくて体が動かなくなる
- 風邪みたいな、だるさ、微熱、腹痛が出る
- 高熱を出す
- 下痢になる
- 偏頭痛
そして、1〜3日間、学校を休んで、けろっと、何事もなかったかのように登校し始める子どももいますが、元々栄養欠損が深刻で合ったり、空気を読むことができず、クラスの中でわからないことだらけですと、欠席が長期化し、不登校になっていきます。
登校しぶり、不登校になる子どもには、私が見る限り、そして聞く限りほぼ99%、副腎疲労が生じていると感じます。
副腎疲労の簡単な手当
1)十分な休息
ダラダラしよう、好きなことに没頭しよう、期間限定・時間限定の現実逃避
(最低限、これはしようということを決める:朝食を食べる、◯時までに寝る、ゲームは◯時まで、毎日お風呂に入る、家事のお手伝い少なくとも1つ「○◯」をするなど。もちろん、していたら見逃さず「やってるね!いいね!」と声をかけましょう。)
2)疲労回復のための食事をとる
回復までお休み:菓子パン、ジャンクフード、カップラーメン、エナジードリンク、ジュース、コーヒーはお休み。
3)疲労回復のための食事をとる
- ビタミンC:果物、ビタミンC栄養グミ、レモン果汁、可能ならビタミンCのサプリメント
- 代替としてのおやつ:果物、ナッツ、煎餅、おにぎり、さつまいも、肉、卵、さつま揚げなど
- お茶や味や色のついていない飲み物:水、白湯
- 具沢山お味噌汁か骨付き肉のスープ(固形物を食べられなくても、スープを飲むだけで良い。)
4)自律神経を整える
交感神経優位な状態:ストレス対抗!闘争逃走モード
副交感神経優位な状態:消化・吸収・修復・回復モード
だから、副交感神経優位な状態にしましょう!
- 体を冷やさない・温める
- 優しくハンドマッサージをする
- ゆふ(鎖骨の下)をさする、あるいはタッピングする
- エナジー・ヨーン:顎関節をさする、あるいはタッピングする
- シンキング・キャップ:耳介を上から下まで、心地よくもみほぐす
- 好きなアロマを使う
- ゆったりする音楽をかける
- 関わる大人は、ゆっくりした口調とゆっくりした動作をしましょう
どうでしょうか?
手立ては、当たり前じゃん!ていうことばかりではなかったでしょうか?
なぜそれが当たり前なのか?
その理由に、①心と體の仕組みと栄養のテーマによる「副腎疲労」や、自律神経のはたらきがあることがわかるでしょう。
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どうぞ良い週末を✨
ラーニング・シー 福田あかり