保護者向け栄養研修をしました🌱行動の背景に栄養あり? 〜“疲れやすさ”と“頑固さ”をやさしく整える食のヒント〜(阿佐ヶ谷地区区民センター/バンブー主催)
2025年11月3日、東京都阿佐ヶ谷地区区民センターで、
ダウン症のお子さんをもつ保護者の方向けに「栄養と行動」をテーマにした研修によばれてお話ししてまいりました。
1歳から小学4年生までの男の子を育てるママ・パパ、6名が参加してくださいました(1名はお子さんの体調不良で欠席)。
みなさんとても集中して聞いてくださり、質問もたくさん出ました。
それぞれのお子さんの食・行動・感覚の特徴を大切に考えておられるのが伝わってきて、私自身も心が温かくなりました。
🍎 栄養の背景にある“からだの声”
私たちの協会(ブレイン・アクティベート協会)では、
「発達の凸凹や行動の強さの裏には、副腎疲労、栄養や代謝のアンバランスがある」
という視点をとても大切にしています。
ダウン症のお子さんたちも同様に、
生まれながらに筋肉や内臓の働きがゆっくりめで、
消化吸収の力が少し弱い子も多いです。
便秘や下痢が続く、いつも鼻がつまっている、風邪をひきやすい…
そんな“日常の小さな不調”の背景には、
腸の炎症(リーキーガット)や、栄養が吸収されにくい状態が隠れていることがあります。
🌾 味覚と感覚、そして「反射」
特に印象的だったのは、「食べものの感触が苦手」「食わず嫌いが強い」という声。
これは**探索吸啜反射(たんさくきゅうせつはんしゃ)**などの原始反射が残っていることで、
口の中が敏感になり、味や舌触りに強く反応してしまうことがあります。
つまり、栄養を摂るだけでなく、
「食べる」という感覚を育てることも、同じくらい大切なんです。
反射の統合を促すことで、食べる意欲や楽しさが自然に育っていきます🌸
🌿 「どの土も完璧」――自然農法からの学び
最後にお話したのは、自然農法家・今橋伸也さんの言葉。
「どの土も、もともと完璧である。」
この言葉をお借りして、私はこう伝えました。
「どの人も、もともと完璧なんです。」
栄養のテーマは「足りないものを足す」話に聞こえがちですが、
本当は「余分なものを入れない」「本来の力を妨げない」ことが大切。
どんなに良い栄養を摂っても、
化学物質や心身のストレスで“元気を奪うもの”が多ければ、
体は回復する余力を失ってしまいます。
自然の力を信じ、自分を信じる。
「足す」より「減らす」ことが、真の癒しへの一歩です🌿
💬 おわりに
「頑固さ」「疲れやすさ」「こだわり」など、
日常の行動の奥には、たくさんの身体的サインが隠れています。
それは“問題”ではなく、“サイン”。
栄養・神経・反射・心――それぞれが響き合うことで、
子どもたちの「本来の輝き」が現れてきます🌞
今回、来てくれたパパ、ママとバンブーの職員さんに畑のふたねちゃんで育った🍆なすあるいは地域の方にいただいた柚子🍊をお土産にお持ちいただきました⭐️
これからも、子どもたちの“生きる力”を応援していきましょう。
👄 頭を打った時、障害のある子の徒手療法
今回のご相談の中で印象的だったのが、
「よだれが止まっていたのに、転んであごを打ってからまた出るようになってしまった」
というお話でした。
この場合、神経の通り道である頚椎(けいつい)や顎のアライメントが影響している可能性もあります。
そこで今回は、体の調整を専門に行っている
*馬場カイロプラクティック(台東区・OMT)**を紹介しました。
また、神田駅前の大場徒手医学研究所も、
赤ちゃんでも安心してみてもらえる信頼のある施術所です。
どちらも体の使い方・神経の通り道を整えてくれるサポートとしておすすめです🌿




