美術館でブレインジムをしたら、絵の見え方が変わった!|身体が変わると世界の見え方も変わる
Art Museum × Brain Gym
美術館でブレインジムをしたら、
絵の見え方が変わった!身体が変わると世界の見え方も変わる
MOA美術館(熱海)にて
先日、熱海市にあるMOA美術館へ行ってきました。
美術館に行くのは、本当に久しぶり。
もしかすると、8年ぶりくらいかもしれません。
まず驚いたのは、展示されている作品だけではなく、
建物の中も外も、お庭も、そこから見える海も、とても丁寧に整えられていて、ただそこにいるだけでも心地いい場所でした。
そして展示室へ。
室内はかなり暗く、作品に静かに光が当てられています。
この「暗い空間の中で絵を見る」という環境に入ったとき、ふと思いました。
「あ。ここでブレインジムをしたら、
絵の見え方が変わるんじゃない?」
そこで、まず自分で試してみることにしました。
今回やってみたブレインジムのエクササイズは、
- 01アースボタン
- 02スペースボタン
- 03ブレインボタン
です。
すると、やっぱり面白い。
絵の中の光や奥行き、細かな部分が、それまで以上に目に入ってくるようになったのです。
Episode 01「特に変わらないかな」から始まったブレインジム
せっかくなので、今回一緒に研修に参加していた方にも体験してもらいたいと思い、研修運営側の方にお伝えして、一緒に試していただきました。
すると最初は、
とのこと。
思わず苦笑い😆
もちろん、感じ方は人それぞれです。
ところが、それを見ていた他の運営メンバーや研修メンバーも、
と、次々に参加してくれました。
そして、さらにびっくりすることが起きました。
Episode 02「絵の見方を教えてください」
私たちとはまったく関係のない一般来館者の男性お二人が、こちらを見ながら声をかけてくださったのです。
教えてください」
そこで、そのお二人にもアースボタンとスペースボタンをお伝えしました。
すると今度は、その男性たちの後ろから一人のおじいちゃんが顔を出し、何も言わずに一緒にアースボタンとスペースボタンを始めました。
それを見たときは、もうびっくり。
でも同時に、とても嬉しくなりました。
知らない人同士なのに、美術館の中で一緒に身体を動かして、
としている。
なんだか、とても温かい時間でした。
Episode 03「あ! 人が見えてきました」
その後、一緒に吉田博画伯の作品を見ました。
ベネツィアの水路を描いた水彩画です。
両側には建物が立ち、その狭い間を、水路が奥から手前へと続いています。
最初に見たときには、両側の建物がとても暗く感じられました。
ところが、エクササイズの後に、
流れ込んでいるのが見えてきませんか?」
とお伝えすると、
と男性の感嘆の声。
そして、
とお伝えすると、
と言いました。
よく見ると、左側の建物沿いに細い道があり、そこを人々が並んで歩いているのです。
次々に上がる感嘆の声。
私は、めちゃくちゃ嬉しくなりました。
Insight絵の中には、最初からそこにあったのに
「見えていなかったもの」がある
絵って、おもしろいですね。
そこには最初から描かれている。
けれど、自分には見えていなかったものがある。
そして、身体の状態や視覚の使い方が少し変わることで、それまで見えていなかったものが突然目に飛び込んでくる。
私は普段、子どもたちや大人の方にブレインジムをお伝えしていますが、美術館という場所で試してみることで、また違った面白さを感じました。
視覚というのは、単に「目で見る」だけではありません。
- 1どこに注意を向けるのか。
- 2視野をどのように使うのか。
- 3身体がどのような状態にあるのか。
それによって、私たちが受け取る情報も変わります。
緊張が強かったり、身体が「闘争・逃走」のような防衛的な状態に傾いていたりすると、目の前をしっかり見ているつもりでも、視野が狭くなっていることがあります。
身体が少し落ち着いてくると、周囲の情報にも気づきやすくなります。
つまり、
身体の状態が変わると、
世界の見え方も変わる。
そんなことを、改めて感じました。
Together「美しいものを、みんなで一緒に見る」
そしてもう一つ、今回とても嬉しかったことがあります。
それは、
私が、
と言うと、
隣の人も、
と声を上げる。
同じ作品を見ながら、同じ美しさを発見して、一緒に感動する。
それが、めちゃめちゃ楽しかったのです。
美術館というと、静かに一人で作品と向き合う場所というイメージもあります。
でも今回、
- 身体を少し整えて、
- 絵を見て、
- 感じたことを言葉にして、
- その言葉をきっかけに、また誰かが新しいものを発見する。
そんな鑑賞の仕方も、とても素敵だなと思いました。
MOA Museum of Art「見るという体験」そのものが
つくられている美術館
そしてもう一つ、MOA美術館で驚いたものがあります。
作品を保護しているアクリル板です。
これが本当にすごい。
反射がほとんどなく、あまりにも透明なので、まるでそこに何もないように見えます。
実際、作品をもっと近くで見ようとした人が頭を「ゴン!」とぶつけていたり、鼻や口をアクリル板に近づけた跡が残っていたり。
それくらい、「そこに板がある」とわからない透明度なのです。
おかげで、作品との間に遮るものがほとんどないような感覚で見ることができました。
- 建物。
- 光。
- 海。
- お庭。
- 展示空間。
- そして作品。
MOA美術館は、作品だけではなく、
「見るという体験そのもの」
が、とても丁寧につくられている美術館でした。
そして私はその空間で、
身体が変わると、
世界の見え方も変わる。
そんなことを、改めて実感しました。
アース・ボタン、スペース・ボタンを
知りたい方はこちら
今回ご紹介したエクササイズは、
ブレインジム101公式講座(教育キネシオロジー初級講座)で
実際に体験しながら学ぶことができます。
講座の詳しい内容は ブレインジム101公式講座のページ へ

